数年ぶりに行きました。
「かろのうろん」
最近はありとあらゆるメディアで紹介されているのでご存じの方も多いでしょうが、
「角のうどん」が博多弁で「かろのうろん」になったのです。
基本的に店名は無かったのです。
店名は無いものの「どこで飯を食うか」という打合せには目印が必要なわけで、
昔の博多っ子は「ほら、あそこのくさ、かろのうろんたい」
といった感じで話していたのではと思います。
博多弁は「さしすせそ」が「しゃしすしぇしょ」になるというのの他に、
「だぢづでど」が「らりるれろ」になるのです。
さすがに今、そんな風にしゃべる人もあまり見かけませんが。
この店は撮影でも何度もおじゃましましたが、実は実家がごく近いもので、
それこそ物心ついたときから食べています。
実は博多は「ラーメンよりうどん」というのもやっと広まり始めました。
そうです。
博多は「ラーメンよりうどん」なのです。
昔からよく言われているように「歯の無い婆ちゃんでも食べられる」あの柔さが良いのです。
そして、数年ぶりに行ったもので、存じ上げませんでした。
子供の頃からお世話になっていた大将が2年前にお亡くなりになったと聞きました。
のんきに「大将、元気にしとんしゃあですか?」などと聞いた自分が恥ずかしい。
瓜生さん、遅くなりましたが、安らかにお眠りください。
瓜生さんが守り続けて来た味は、今も立派に受け継がれていましたよ。