お盆ですね。
私も実家が近いので、チャチャッとお参りしてきました。
亡くなった祖父、祖母、父に手を合わせてる時、ふと思い出したのが、
「盆の3日間は海に入るな」という教えでした。
言ったのは祖母だったか、祖父だったか・・・。
何でも「盆はありとあらゆる仏様(霊)が墓から人間界に戻ってくるので、海にも霊がウヨウヨしてる。」
なんとなく、さもありなん、というお話です。
で、「人間界に未練を持った霊が、自分の家族だけじゃなく『この際、誰でもいい』と
自分たちの世界(霊界)に引き寄せようと足を引っ張る」のだそうです。
これもまた、さもありなん、です。
おそらく「お盆を過ぎる頃からクラゲが出る(最近は早いですけどね)」とか
「潮の流れが時期的に遊泳に適さなくなる」などに対する戒めだと思いますが、
重ねて思ったのが「じいちゃんもばあちゃんも、自分がその霊になってしもうたんやなぁ」です。
そんな、じいちゃんとばあちゃんがいないと、僕も今、この世に存在しないわけです。
思い出す内容はともかく、ご先祖様の事を思い出す、そんな3日間なのかもしれんなぁ、
などと思うお盆なのであります。
写真は「エッサウィラ」の海。
お盆が無い海外の人たちは、どんな戒めを持って泳いでるのかなぁ。