初めて軍艦島に上陸しました。
軍艦島はいわゆる通称で、本来は端島といいます。
世界文化遺産に登録されたので、上陸ツアーも大盛況のようです。
それにしても、1974年まで人々の暮らしがあった島が、
わずか40年ほどで、これほどまでに朽ち果てるとは。
人類の歴史の中で、幾度かのエネルギー革命があったと思いますが、
やはり、我々世代の日本人は石炭から石油へと変わっていった歴史を
目の当たりにしてきたような気がします。
特に九州人は筑豊の炭鉱閉山に関する事を子供の頃から聞いていますし、
この軍艦島も筑豊の炭鉱と同じく、時代の流れの中で、
最も必要とされたものから、まるで不要なものへとされていったかと思うと、
島内の景色を眺めるのにも気持ちが入ります。
この景色を旅人(番組上の)にも見せてあげたいと思うのですが、
う〜ん、ロケ時間が足りんなぁ、などと現実的な事も考えてしまうのであります。